歴史漫画「チェーザレ 破壊の創造者」 歴史の闇に葬られた英雄

皆さん、こんにちは

今回紹介するのは、真面目な歴史漫画チェーザレ 破壊の創造者です!

正直、今まで紹介してきた漫画の中で一番真面目な作品ですw

1.漫画掲載データ

2.あらすじ

1491年、11月。フィレンツェの大富豪ロレンツォ・デ・メディチに見込まれたアンジェロは、各国から貴族や有力市民の子弟が集まる名門・サピエンツァ大学ピサ校に入学、一人の青年と出会う。
彼の名はチェーザレ
スペイン出身で、父は教皇庁のナンバー2という名門貴族。
はるか昔、全ヨーロッパを支配し巨大な帝国を築いた英雄と同じ名を持つ青年は、のちに現代政治学の祖・ニッコロ・マキァヴェッリの名著『君主論』のモデルとなり政治の天才と謳われた人物だった……。
現代政治学の祖・マキァヴェッリに「理想の君主」とまで謳われながら、歴史の闇に葬られた英雄チェーザレ・ボルジア。争いに向かおうとする不穏な時代に、全ヨーロッパ統一という野望を抱いた男の戦いの物語。

3.漫画と史実

かなりしっかりと調べられているらしいので、史実にしかっりと沿っていると思います。

ストーリーはもちろんのこと、建物など描画の細部までしっかりと描いています。

チェーザレについての文献を、専門家と共に精査し、作品を仕上げているそうな。

背景の絵なんかはすごい描き込まれていると思います。

4.歴史が苦手な人は・・・・

いままで紹介してきた中で最も、歴史漫画っぽいですかね。

ただ、その分内容が難しいように感じました。

2.3回読み直しちゃいましたw

あと、名前が発音しにくいのもあって覚えづらく、顔も忘れちゃうw

ただ、しっかりと説明が載っているので大丈夫だと思います。

私自身、この時代のことは全く知らんかったのですが、今ではしっかりと話についていけるようになりました。

アサシンクリード2なんかの時代とかぶっていますねw

全然関係ないですねw

ストーリの背景なんかは少し難しいですが、一回分かればすっと話が入ってくると思います

5.絵

惣領冬実さんは少女漫画を描いていた方なので、絵の癖が強いんじゃないと思う方もいるかもしれませんが、全然そんなことないです。

正直、少女漫画の絵は苦手なのですが、チェーザレは問題なく読むことができましたw

確かに、今どきの絵とは言い難いですが。

ただ、先ほども書いたように、背景の建物から装飾に至るまで、本当に細かく描かれていて綺麗でした。

6.まとめ

正直、この漫画は人を選ぶような気がします。

ただ、少しでも興味があるなら一読の価値ありだと思います。

また、他の作品ではただの悪役として描かれがちなチェーザレが、この作品では全く異なるイメージで描かれています。

元から、チェーザレを知っている人からすると違和感があるかもしれませんね。

漫画ではまだチェーザレは若いので、どんどんイメージ通りになっていくのかどうか楽しみですねw

あと、この漫画も刊行ペースがめちゃくちゃ遅いです。

早く、新刊出てくれやw